庭・外構

ヨド物置エスモの転倒防止基礎コンクリート施工

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前回の記事では、ヨド物置エスモを組み立てました。今回は最後の仕上げに基礎コンクリートの施工を行います。

物置として使用する分には現状のままでも問題無いのですが、台風や地震に備えて転倒防止措置をしておく必要があります。この家が建って約8年、2度の震度6強をもたらした熊本地震大きなコニファー3本を傾かせた台風15号など強烈な自然災害がありました。特に台風は、数年に一度は我が家に寄り道する上に、土地の南側には障害物が無く、南風をモロに受けてしまいます。お隣さんとの境目に建てた物置が倒れてしまったら最悪です。

物置を建てた日は重労働で疲れ果てたので、基礎コンクリート施工は後日行います。この作業もなかなかの重労働なので!
<参考:前回建てた物置の基礎コンクリート施工>

①穴を掘る

20200628001_基礎コンクリート施工(説明書)
基礎コンクリートはこの説明書の通り四隅に施工します。まずは穴を掘る訳ですが、これが大変。サクサク掘れるなら良いのですが、庭土は固く掘るのに一苦労。その上、ゲンコツ大の石が埋まっていたりします。

20200524002_コンクリート基礎の穴を掘る
こんな感じで、大きなスコップを力いっぱい固い地面に突き刺し掘り進めていきます。時折、地面とは違う超固い物体に当たります。それが画像の穴の中央に見えているような石です。

20200531003_コンクリート基礎の穴を掘る
コニファー横の物置端には、木の根っこが現れました。スコップでは簡単にカットできないので、除けながら穴を掘り進めます。このままコンクリートで埋めてしまう作戦ですが、大きな木なのでこれくらいの根が傷ついたりコンクリートで埋まっても大丈夫でしょう、きっと。
ここの穴からは、こんなに大きな石(もはや小岩)が出てきました。取り出すのが大変で、スコップを岩の下に差し込む事ができるまで掘り進め、テコの原理で掘り上げます。

説明書には、35cm四方の立方体の穴を掘るように指示がありますが、我が家の固くて石だらけの庭土では無理です。出来て25cm四方がいいところ。大変なので、適当なところでやめておきます。

穴を掘ったら、金属ステーを物置本体に取り付けます。このステーをコンクリートで埋めてしまい、物置とコンクリートを固定するという訳ですね。

インスタントコンクリートを練る

20200531004_インスタントコンクリートを練る
穴を掘り終えたら次はインスタントコンクリート。これもまた大変です。

インスタントコンクリートは、セメントと砂と砂利が予め混ぜてある商品で、これに水を加えて混ぜるだけでコンクリートを作ることができます。

何が大変かと言うと、水との混ざりが悪く、またそれ自体が重いので、なかなか練ることができないのです。少量の水では、インスタントコンクリートが水を吸収してしまい、力いっぱいスコップを刺して混ぜないと混ざりません。このように、チョロチョロと水を加えて完全に2層に分かれてしまったら混ぜるのに一苦労です。
インスタントコンクリートが混ざらない2

そこで思いついたのがこの方法。まずバケツにインスタントコンクリートを適量取り、ホースのジェット噴射の勢いで混ぜながら水を加えるのです。こうすることで随分楽にコンクリートを作ることができました。
インスタントコンクリートが混ざらない

コンクリートを穴に流し込む

20200531005_インスタントコンクリートを穴に流し込む
インスタントコンクリートを水と混ぜたら穴に流し込みます。一度に大量には作れないので、少しずつ作っては入れの繰り返しです。穴を掘ってるときに出てきた石もコンクリートの中に一緒に埋めてしまいます。どうせ行き場が無いし、きっと強度も上がるかもしれないので(適当)。

20200531006_インスタントコンクリートを穴に流し込む
大体一つの穴でインスタントコンクリート一袋使いました。

20200531007_コンクリートにふたをする
乾くまでは木の板を置いて蓋をしておきました。たまにのら猫ちゃんが庭を散歩していることがあるので。一晩置いて翌朝には固くなっていました。完全に乾いてしまうまでには数日掛かると思います。

20200531008_コンクリートにふたをする
完全に乾いたら、土を掛けて完成です。

20200628009_土を掛けて完成
見た目は基礎コンクリートが埋まっているとは分からない状態ですが、実は物置に固定されている金属ステーの先にコンクリートが埋まっています。

このような感じで、1つの隅ずつ穴を掘ってコンクリートを流すという作業を行い、数日掛けて完成しました。ひと穴30分~1時間程の作業です。

終わり

基礎コンクリート施工が完了です。転倒防止としては、今回の基礎コンクリートの他に、物置本体と建屋等をワイヤーで固定する方法があります。物置の隣に大きなコニファーがあるので、念押しで固定しようと思いますが、緊急性は無いのでいずれ何かの折に作業しようと思います。

これでヨド物置組み立ての全工程(樹木伐採~組み立て~転倒防止が完了しました。業者に頼まずに全て自力でやるのは大変でしたが、それ故にやりがいがあって満足感も十分。自分でやって良かったです(^^)
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